整体というお仕事は転職や副業であり得るのかなど整体師とはどんなものかということを、実際に毎日出勤し、施術し、稼ぎ、生活している私が現場からリアルな声・情報をお届けしたいと思います。
ここでは
収入(チェーン店などで勤める場合・独立開業の場合)
実際どれくらいの労働時間になるのか(チェーン店などで勤める人の場合・独立開業の場合)
について書いていきたいと思います。
※あくまで私がリアルに経験している(経験した)体験談です。給与や労働環境などは地域や会社によっても当然違うと思いますのでその辺は考慮してお読みください。
まず収入について〜労働時間についてです。
私の場合、整体スクールを卒業してすぐ大手の整体サロンで働き始めました。
その時の収入はとてもそれだけでは家族が食べていけないくらいです。
自治体が定める最低賃金に忠実に沿っていたと思います(TT)
年齢や家族構成などから付く手当は無しでした(TT)
また、一般社員から副店長や店長などに昇進していけば、当然手当はつきますが私がいた会社に関しては残念ながらスズメの涙程度でした。
(あくまで私が働いていた会社の場合です)
整体サロンなどチェーン店を覗いてみると、働いているスタッフの方々はだいたい20代〜30代半ばくらいまでではないでしょうか。
独身の20〜30代くらいの若者が元気に店を回しているという雰囲気が僕が配属されていた店舗の特徴でしたが、どこの店舗にもだいたい1人か2人くらいは40代の社員はいました。
主力である20〜30代の彼らからしても給与は少ない水準でしたので、私からすればみなし残業手当を含めても毎月ギリギリでした。
少ない給料で自分より一回り以上年下の若者にこき使われ、早朝から閉店時間まで働き詰めです。(自分がいた店舗は大型のショッピングモールに入っていましたので、お盆正月全て基本出勤でした)(あくまで私が働いていたお店の場合です)
どうですか?^ ^
いきなりやる気を無くすような、ほとんど愚痴のようなことをつらつらと書いてしまいましたが、実はこの経験が今の私のベースになっていますし、非常にありがたい経験をさせていただいたと思っています。 正直こき使ってくれて感謝さえしています。本当です。
私が外部講師として勤務する整体スクールでも年配の生徒さんもコロナ禍の影響か最近は多くいらっしゃいますが、サロンに入社することになった方には、そんな僕の経験をお話しさせていただいて応援して送り出します。
次に独立開業後の収入についてですが、
サロン勤めが我慢の限界に達したのと同時に自分なりに準備はできたと思い、円満退社しました。
開業後の収入はコロナ禍で多少変動が出ましたが私の場合700万前後といったところです。
お店を運営する中でコストを如何に下げるかに自分の収入がかかってきます。
1人体制、効率は求めないで働き過ぎたくないというのが僕の中でお店を運営する上でのコンセプトとしてあります。(サロン時代に猛烈に働いていた時の反動でしょうか^ ^)
ですので労働時間は実働(施術をしている時間)では1日3時間〜4時間ほど(多い時で6時間くらいになってしまうこともありますが、これは正直キツいので極力やらないようにしています) 基本週休2日は厳守したい といったところでしょうか。
ちなみに定休日は設けておりません。
お店には原則朝9時から20時か21時くらいまでおります。忙しくなってしまうこともあれば時間が空くこともあり、空いた時間は備品の買い出しに行ったり、時には昼食で自宅に帰ったり、お店で手技の勉強をしたり、たまにAmazon primeなどで映画を観たりしています^ ^
日によっては1日中施術している時もありますし、昼食が食べられない時ももちろんあり、休みにしている日でも1人、2人予約を入れてしまう日もあります
ただ、今月はこれくらいでいいと思えばそれ以上予約を入れなければいいわけですし、今月はもっと稼ぎたいと思えば自分で調整してやれるだけ予約を埋めていけばいいわけです。
どうですか?
なかなか良くないですか?
さらに野望を持って上を目指す人は、人を雇ってベッドを増やしたり物販を導入したりと収入を増やすやり方はいろいろあると思います。
独立をおススメする理由がわかっていただけたかと思います。
ただ、です。
仲間でも独立開業している人は何人もいますが、どうやら私のようなタイプは少数派のようで、みんな結構苦労しています。
残念ながらお店を畳んだ人もいます。
自分はなぜ少なくともここまでは上手くいっているのか、仲間はなぜ苦労してしまっているのか私なりに分析しております。
その違いをこのブログの本編では記していきたいと思うのです。
次回のコラムでは
・働きやすさはどうか(話すのが苦手or得意は関係ある?etc)
・整体師になる為に資格はいるのか
・どのタイミングで独立?
など、これらのことについて書いていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。